肩ロース
どんなお肉?おすすめ料理は?
最も大きな部位の一つである肩ロースは、霜降り脂肪が適度にあり、風味がよい部位です。首側(ネック部分)は牛がよく運動する筋肉部分なのでキメが粗く硬いため、ひき肉やスープのダシ、カレーなどに用いると良いでしょう。一方背中側(ロース部分)は、ロース特有のキメが細かなサシが入りやすい部分です。ただ、スジが多いので、薄切りにしてすき焼や焼き肉用にするのがおすすめです。
「ロース」とは?
一見、欧米語に思える「ロース」は、「roast(ロースト)」から転訛した和製英語。「ロースト(焼く)」のに適した部位を意味します。英語では「chuk eye rol(チャックアイロール)」といいます。
肩ロースの栄養は?
他の部位に比べ、カロリーはちょっと高めですが、高タンパク質で糖質の代謝を促す「ビタミンB1」や、体脂肪を燃焼するといわれる「カルニチン」も多く含まれるので、ダイエット中にもおすすめです。薄切りにして余分な脂を落とすなど工夫してはいかがでしょうか。
【2021年2月1日号】
「あなたも目利きに!部位で楽しむ福島牛」一覧に戻る