福島牛のファンを増やしたい
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奨励会や品評会は、日々の作業の結果
「未だに福島の牛は風評被害の影響から抜け出せずにいるように思います」と話すのは、相馬市で肥育農家を営む伊東宏和さん。そんな環境の中でも、伊東さんは「自分にできることをやるだけ」と、牛の体調管理や牛舎の清掃など毎日の仕事を淡々と続けます。伊東さんの育てた牛は、奨励会や品評会で高い評価を得ることも多いのですが、「受賞はあくまでも結果」と受け止めています。「丁寧な仕事を続けた結果が受賞につながればうれしいことは確かです。また、賞を逃したら、何が足りなかったのかを考えるきっかけにもなります」。
福島牛については、「全国的にはブランドとして決して強くはありません。ただ、上質な脂ときめ細かいきれいなサシで、とてもおいしい牛肉であることは間違いないと思います」とのこと。そんな福島牛の魅力を伝える役割を少しでも担えれば」と、福島牛のファンを増やしていきたいと話してくれました。
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牛を見る目も優しい伊東さん。
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牛の体調管理や牛舎の清掃など毎日の仕事を淡々と続けます。
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2010年に父親の後を継ぐため就農。現在は両親とともに米作りと、60頭の肥育を行っている。将来を考え、よりコンパクトな営農を目指す。
【2023年12月20日号】