福島牛Magazine「わ」 畜産農家訪問 育む人

次世代の担い手たち
丸森 優さん

繁殖、肥育一貫だから、より、やりがいを感じます

自分の世話や給餌の判断などが全部「おいしい肉」に繋がります。

丸森さんが働く牛舎は、二本松市北部に2ヵ所。もともと牛の善し悪しを見分け売買を行っていた曾祖父に始まり、徐々に頭数を増やしてきたそうで、現在100頭程の牛がいます。「種付、繁殖、肥育と一貫した形で牛を育てているので、自分の世話や給餌の判断などが全部「おいしい肉」に繋がります。そこが大変なのですが、やりがいも感じます」と優さん。
山の中腹にある牛舎では分娩を終えた牛を放牧させ、体力の回復を図り次の種付に備えるそうです。
「いずれは牛の数を500~1000に増やしたい」と話してくれました。

弟さんが古殿町の青柳畜産さんで働いているそう。いずれは一緒に仕事をしたいと話してくれました。

仔牛を母牛から離すタイミングもその後の生育に大きく関わるのだとか。

【二本松市】

丸森 優さん

1996年生まれ。幼少期より、祖父の営む農場を継ぎたいと思っていたという。高校卒業後、自衛隊や介護職、土木建築等の職業を経験、さらに矢吹町の農業短期大学校で畜産を学ぶ。

【2023年3月10日号】

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