福島牛Magazine「わ」 畜産農家訪問 育む人

次世代の担い手たち
株式会社湯浅ファーム湯浅 卓也さん、湯浅 諒也さん

会津産の良質な牛を受け継ぎ、次世代へ

会津では畜産農家が集まって飼料の配合の検討会を行うなど、より良い牛を生産するためにさまざまな努力を重ねています。

湯浅卓也さんが畜産に携わるようになったのは17年ほど前。それまで建設業に就いていたが転勤も多く、家族のためにも義父の営む畜産を継ぐことを決意したそうです。現在は180頭もの牛を育てています。
会津では畜産農家が集まって飼料の配合の検討会を行うなど、より良い牛を生産するためにさまざまな努力を重ねています。「後継者に悩む生産者も少なくありません。何とか業界として対策を講じることができれば」と心を砕きます。そんな卓也さんの息子である諒也さんは、現在酪農を学ぶ大学生。卓也さんの頼もしい後継者です。

卓也さん「毎日、牛を見ながら小さな変化も見落とさない」

諒也さん「丹精込めて世話をした牛が高い評価を受けることが何より嬉しい」

株式会社湯浅ファーム【喜多方市】

湯浅卓也さん、湯浅諒也さん

「後継者に悩む生産農家に業界として助けになれれば。」と卓也さん。
昭和50年生まれ。建設業を経て義父の後継者として畜産業に就く。徐々に拡大し、平成17年に現在の牛舎を建設。3年ほど前から繁殖も手掛ける。
「父の後を継ぐって、中学の時から決めていました。」と諒也さん。
平成13年生まれ。現在、酪農を学ぶ大学生。小さい頃から牛の世話を手伝い、中学生の頃には父親の後を継ぐことを決めたという。

【2022年12月1日号】

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